夢蝶 ~なによりも大切なもの~
居間にまで足を踏み入れた5人は
足を止め、目を見開いた。
「……………。」
『……………。』
少しの沈黙が流れる。
「……か、柑奈に似てる……ね…?」
沈黙を破ったのは唯で、
でも、動揺しているのは見え見えで。
「お、お前が、柑奈か……?」
ついに、総長、
大地さんに聞かれてしまった。
もうここまできたら逃げれないか。
うし、開き直ろう。
『……そうだよ。私は女!!
こんな早くバレるとは思ってなかったけどね?あははー。』