【死場】~連続変死ミュージカル~
舞台稽古中でも当然通常のレッスンは行われ、舞台に選ばれたメンバーも出席していた。
「舞台、どんな感じ?」
休憩時間に尋ねてきたのは、倉石美夏だ。
「ん~、まぁまだ始まったばかりで何とも言えないケド・・・。でも黒間さんや大峰さんみたいな大物の演技が直に見れるし、他のクラスの人達とも知り合えたりしたから、凄く為になってるよ」
と、元気は笑顔で答える。
「いーなぁ、元気君は選ばれて・・・。私じゃ到底無理だから仕方ないけど・・・」
「もーそんなコト言わない!美夏ちゃんはカワイイんだから、もっと自信持って!君はこの世にたった一人しかいないんだから、それだけでも尊い事なんだよ?」
明るく説教を垂れる元気に、美夏はプププと笑いをこらえながら、
「わかったよ」
と頷いた。
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