【死場】~連続変死ミュージカル~
「俺ら以外にスタジオ使うヤツもいるんだから、そんなに驚くことはない」
しれっと答えたのは死餌だ。
彼だけは、何を聞かされても顔色一つ変えない。

「じゃあそいつらに紛れて忍び込んだってゆうのか!?――っと、あ・・・、すみません・・・」
先輩に対して無礼な口をきいてしまったと頭を垂れる羽哉。

「怖い・・・」
萌川愛夢が、自身を抱き締めると、
「大丈夫だよ、俺がついてる」
頼人がその肩に手を置いた。
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