年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
「僕は耐えられない」
「二人の女を満足させる体力が無いとか? ははは」
「綾香さん! そうじゃなくて」


 珍しく由也くんが声を上げた。


「もし僕が綾香さんの立場だったら、最愛の人が他の人と生活してベッドを共にして子供も作るなんて……。僕なら耐えられない、付き合っていながら他の男性が綾香さんに触れるなんて」
「そだね……」
「そんな思いを綾香さんにさせたくないんです」


 思い出した、そんな歌詞のある歌。タイトルは確か……。


「このままだったら私、“愛人”ってコトだよね……」

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