年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)
 つまりは自分の子を取引材料にするような人間は、何か都合が悪くなれば簡単に裏切る。父親である社長はそう考えるだろう、と。


「何の思惑もない一般家庭の出の女性の方が父の承諾も取りやすいと思いまして」
「ふうん、それで……。ケ、ケーキ美味しそうだね。いっただきますっ」


 私はがっついて食べた。甘い筈のフルーツケーキ、何だかしょっぱい味がする。由也くんが席を立って私の隣に来てティッシュで目や鼻を押さえるまで、泣いていたことにすら気付かなかった。






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