年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

 初め優しかった由也くんの動きも激しくなり、ベッドは軋んだ。しばらくして放出したのか由也くんはぐったりした。そのまま由也くんはピタリと胸をつける。


「綾香さん……ごめんね」
「ううん」


 こうして抱きしめるのも由也くんの癖。きっと綿菓子にもそうするんだろう。優しくエッチして優しく抱きしめて。綿菓子とするときは避妊具も付けずにする、綿菓子はピルは飲まない。私には絶対に許されない行為。そして順調に行けば綿菓子は妊娠してお腹が膨れる。きっと由也くんはそのお腹に手を当てて可愛がるんだ……。

 再び涙が零れる。由也くんはまた指で私の涙を拭うと私から離れて自分の始末をした。



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