年下彼氏はライバル会社の副社長!(原題 来ない夜明けを待ちわびて)

 でも無情にも車は私のアパートに着き、由也くんは来客用スペースに車を止めた。


「由也くん、ありが……っ」


 由也くんは運転席から身を乗り出し、再び私の唇を塞いだ。さっき橋の上でした時よりも熱くて激しくて、息をするのもやっとだった。こんなキスをするなんて初めてだった。ましてやあの由也くんが。

 苦しくて由也くんの腕をつかみ抵抗した。


「ご、ごめんなさい綾香さん」


 私が拒否したと勘違いした由也くんは謝った。


「由也くん違う。違うの……。よ、由也くんっ!!」


 今度は私から由也くんにキスをした。何度も向きを変えて自分から積極的に由也くんを貪った。


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