続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
身体が弱くもう子供は望めないと思った蓮のお母さんは児童施設から子供を引き取ることを決めた



蓮のお父さんも普段あまり頼みごとなんかしない自分の妻のたっての願いを断れずに承諾したらしい




出来れば同じ年くらいの男の子を・・・・・




そう考えたのは成長した蓮の助けになってくれたら・・・そう思ってのことらしかった




そこで白羽の矢がたったのは同い年の拓巳くんだった



クリスマスイブの雪の降る寒い日の夜、施設の前に捨てられていた




毛糸のおくるみに包まれて・・・・




気が付いたのはその施設の園長先生



拓巳・・・・という名前もその当時の園長先生が付けてくれたとか




自分の人生を己の手で開拓して幸せを掴んでほしい




そんな願いが込められていた



いつも明るい拓巳くんだけど・・・・クリスマスイブだけは違って誰も寄せ付けず部屋に籠ってしまうんだとか・・・



「一年の中でクリスマスイブが一番嫌いってた・・・・世の中が一年で一番楽しい日に捨てられた自分のことと親のことを嫌でも思ってしまうからだって・・・」




泣きそうな茜ちゃんをあたしは黙って見つめるしかなかった
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