続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々
蓮にお迎えの電話をする頃にはすっかり日が暮れて駅前の喫茶店でお茶したあと駅の構内でバイバイしたあたし達



茜ちゃんのお迎えの車で玲奈ちゃんも一緒に帰った二人



両手には沢山の荷物を抱えてひらひらと手を振ると車に乗り込んだ二人を見送った




電話を入れるとワンコールですぐに出てくれた蓮



もしかして、待っててくれてた?




そう思ってしまうほど電話口の蓮は焦っているようで・・・・




「わかった、5分で行くからそこで待ってろ動くんじゃねえぞ」



あたしの返事も聞かずに電話を切られる



5分って・・・・そんなこと無理だよね、この時間帯帰宅ラッシュの時間帯だし・・・



あたしは焦って車に乗り込む蓮の姿を想像しながら携帯を見つめた



苦笑いを浮かべながら駅のベンチに座ると隣に荷物を置く




疲れたけど、楽しかったな・・・・また来れたらいいな



なんて思いながらぼーっと人の流れを見て蓮を待っていると目の前に人影ができる




ゆっくりと目を上げるとそこにいたのはチャラそうな男三人組




「ほ~らやっぱあたりじゃん!」「お姉さん美人だね~こんなとこで一人でなにしてんの」




煙草を吸いながらそう言ってくる男達




あ~めんどくさい・・・・あたしの一番嫌いなタイプだし、どうしよう




蓮が早く来てくれることを祈って冷ややかな目で男達を睨みつけた



















< 124 / 341 >

この作品をシェア

pagetop