死んでしまった青い鳥
このメモがあるってことは青山くんはすでに登校済みなはずなんだけど
クラスに青山くんの姿はまだ無かった。
言い忘れてたけど青山くんは私達とは同じクラスだ。
なんだろう、トイレかな。
それか美緒と会うのが気まずくて他のクラスに逃げてるか。
まぁいいや。
別に青山くんが教室にいたって私が苦い思いをしなきゃいけない理由はないはずだ。
気まずいのはどっちかっていうと
「あ、青山くんだ」
「うひぃっ!?」
前の美緒がぶるっと震える。
「ごめん嘘」
「もうあんたとは絶交してやる……」
くたりと美緒が力尽きた。
いくら落ちたものを五秒ルールで口にする独自の世界観で生きている美緒といっても中身は普通に女の子だ。
いじりすぎたかもしれない。
と頭の中で反省しながら、私は一限目の教科書を机に並べた。