SakuIGamE
「なんやて!?」
驚いた歩が、新聞を覗き込み――・・・

「写りエェな」
「ソコかよっ!!」

「タットのお兄さんはジークイルだったのね。それもビックリだわ」
「なんで嬉しそうなんですか?」
「だって、有名人の弟と知り合いだなんて、鼻が高いじゃない?」
・・・けど暗殺者なんでしょ?

ジークイルに会うべく、俺達は意見を出し合った。

「蛇の道は蛇ってことで、暗殺者の弟子入りをすればいいんじゃないかしら?」
「ナイスアイデアだ、ルカナ!!」
「いやいやいや危険でしょ」
「大丈夫!タッピィの眼力なら人を殺せる!!」
「悪かったな、目つき悪くてよ」
「じゃあその作戦で決まりね」
「いやいやいや決まらないから」

この面子で良いアイデアが出る訳もなかったのか・・・?
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