君が初恋~Red string of fate~
____放課後

    

「きぃちゃん! ちょっと話聞いて欲しいんだけど....」


『どうしたの、花凛。』


「実はね....」

そして、あたしは今日あったことを全て話した。


『よかったね、運命の人見つかって♪』


「う、うん////」


『でも、その運命の人が黒瀬先輩ねえ‐.....』


「ど、どうかしたの?」


『ん‐?だって黒瀬先輩、学校一っていわれるほどのイケメンだよ? 女子たちがほっとくわけないじゃん』


.....確かに先輩はかっこいい。 けど、あたしは先輩の優しさに惹かれたっていうか....

「そうなんだ....」


『でもまぁ、大丈夫でしょ。 もしかしたらさ その“黒瀬先輩”って花凛の事気になってるかもしれないし?』

....は? 何いってんだ、きいちゃん。 

「そ、れ、は、ない。絶対に」


『だって花凛が図書室に行くってわかってるんでしょ? 普通、自分の場所取られたって思って行かないよ。 なのにわざわざ花凛まで誘った。 で、向こうも来る。ってことでしょ?』


「そんなの....わかんないじゃん。」


『あんたさー、早く告白しちゃいなよ?他の人に取られるわよ~』


「せ、先輩はモテるだろうし....彼女がいるかもしれないし。 だから、まだ告白はしない」

『はいはい。 んじゃ、せいぜい頑張りなさいよ? お腹すいたし、クレープ食べに行こ?』

「うん!」

そういってあたしたちはクレープを買いにいってそのまま帰った。
        
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