キミのイタズラに涙する。


それを見てはっと、気が付いた。


「こ、れ……っ」


気が付けば、一気に視界はにじみ出す。


心からこみ上げてくる想いが全部

涙に変わる時


「りゅう……へいっ」


悲しみは愛しいという感情に覆われる。



彼が好きだ。


涙はポタリと零れては落ちて

零れては落ちてを繰り返す。


イタズラ好きの彼が


大好きだ。


温かい涙は頬を伝って床に落ちていく。



本当に彼はイタズラ好きだった。


ちょっと企んだイタズラや

人を不幸にさせないキレイなイタズラ。


それによって人を笑顔にし、

自分もイタズラな笑顔を浮かべるの。

< 338 / 349 >

この作品をシェア

pagetop