先輩×後輩
「ひどっ!そこは『たぶんね』とか言えねぇのかよ!?」

「だって嘘になるでしょ?」

決めたんだ

もう絶対嘘はつかないって…

「そうだけど。あーあ、先輩の彼氏になりてぇな~」

そう言いながら俊くんはベッドに倒れこんだ

ドキッ―――

上から見る俊くんはいつもよりかっこよく見えて、あたしの心臓がちょっとはねた。

「あたしはやめといたほうがいいよ。口悪いし、かわいくないし、性格悪いし」

「俺は先輩がいいのっ」

そう言って起き上がり、あたしのことをまじまじと見る俊くん

「な、何?」

「ん~…?やっぱ先輩はかわいいなぁって…」

「///」

や、やめてよ!

そんなお世辞でもないことを!
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