先輩×後輩
「うん…ありがと」

「じゃぁ今切ってくるね!キッチンかりま~す」

あたしはかわいくうさぎのりんごにしてみた。

「はい♪」

をさして、俊くんに差し出す。

「ありがと」

「大丈夫?熱はかった?」

「ん…38度くらい」

えぇ!? 38度!?!?

「大丈夫なの!?」

「なんとか」

そう言って俊くんはベッドに横になった。

「ねぇ俊くん」

「ん?」

「こんなときに聞くのもちょっとあれだけど…どうして最近、あたしのこと避けてたの?」




あたしは1番聞きたかったことをきいた。



急に俊くんが変わってしまって

あたしは嫌われたのかと思って

毎日不安で不安で

俊くんに何かあったのは間違いない。


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