SWEETPAIN～冷たい旦那サマは副社長～

～蓮人side～

「副社長に久藤さんが面会を申し出ておりますが…どうされますか？奥様のコトでどうしても相談したいとあるとか…」




「久藤さん？」




「久藤和香さんです」

　


「えっ！？」




俺はパソコンのキーを叩きながら適当の小早川の話を訊いていたが、彼女の名前を訊いて指を止めた。




「…彼女の方から会いに来てくれるなんて…」





「何かありました？」




「小早川…至急、彼女を副社長室に通して」





「承知しました」



小早川は受付に内線電話を掛けた。