みつばちとはちみつ
「んんっ…!…はあっ…」
「・・ほら、その声も 俺だけの。
俺しか、聞けない声。」
「はぁ、はぁ・・・ずるい・・
マサ兄ばっかり・・マサ兄は変わらない
じゃない・・」
「そう思う?なら、ニナから して?
はい。」
目を閉じて 待ってる…どうすればいいか、わかんないのに…
マサ兄の 足の間に入って 膝をつき、
上から軽く、唇を当ててみる。
当たった瞬間 ピクっとした。
もう一度…あ、
なんか 嬉しそう?この顔が 私だけに?
もう一度…さっきより 少し長く…
不意に 腰に手が回って、ぐっと引き寄せ
られる。マサ兄の目が 熱を帯びて、
潤んでる…この目も 私だけに?
「・・どう?少しは自覚、できた?
俺は お前のものだって。お前も 俺の
ものだって・・これ以上はもう・・
抑え きかなくなるから・・」
「・・・まだ。もっと 自覚・・・
・・させて・・」
そう言うと、マサ兄は 私を 押し倒して
貪るように 何度も何度もキスをした…