みつばちとはちみつ
×× ヒロ ××


…そんな些細な事で 喜ぶんだ、くうは…くそ、かわいい…めちゃドキドキする…
いて〜よ…


「・・・ところで、今日 これから どうする? くう、何したい?」


まだ 8時すぎた位だ。店も 開いてない
しな…


「私、あの新しくできた アウトレット
モール 行きたい!遠いけど まだ早いし
開店時間くらいに 着くんじゃない?」

「お〜、いいね!俺も 服見たいし!」

「じゃ、決まりね!出発〜!」


意気揚々と 出発したのはいいけど、世間
は 通常通りの平日。この時間の電車は
ラッシュだった…


「くう、大丈夫か?」

「う、うん・・すごいね・・」


おっさん達に くうが触られない様に
隙間ない程に 抱き締める。誰も 俺の
彼女に触るな!

…ん?こういうのが実感? こんだけ 密着してても 守るのに 必死で 変な気にもならないな。


…大事なんだ、くうが。実感だ…


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