みつばちとはちみつ
×× ヒロ ××



今日は 見学者 多いな。キャーキャー
うるさい…何 騒いでんだ!


…男! めちゃくちゃ 見に来てる!
くそ〜…くうは?……いたっ!


「くう!」


「何? 見苦しいものを お見せしてて、
すいませんね!」


「見苦しいとは 言ってないだろ?」


ホントは…くぎ付けになる…
なんだ。その 細いウエスト…胸だって…

もう 俺の知ってる くうじゃない…


これ以上見たら ヤバイ!


慌てて 目をそらす。顔が熱い…


「あ、暑いな、今日!」


「うん、学ラン 暑いよね。・・やばい!
お腹、日焼け止め 塗ってない!
ニナは?」


「私も!持ってる?」


「ははは!2人とも、明日は腹だけ
焼けてるかもな!」


「笑い事じゃない!・・でも どうせ
焼けるなら・・脱いじゃおか・・」


「ダメだ!絶対 脱ぐな!」


学ランを 脱ごうとする くうに 怒鳴る。


頼むから これ以上 他の男に見せるなよ……


応援団のみんなが揃い 練習が始まった。

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