みつばちとはちみつ


でも…ホントに いいのかな?

何も 思わないの?ヒロ。

…幼なじみだからか…でも 私も おまじない 欲しい。

このままじゃ 不安過ぎて…


「じゃ・・私からね。
・・恥ずかしいから、目 閉じて。」


……

背の高いヒロの肩に手を置き、背伸びして 頬に軽くキスした…


…照れる!恥ずかしい!顔から火が出そう!両手を頬にあてると…すごく 熱い!


「じゃ、次 俺ね。」

「え? ちょ、ちょっと 待って!
まだ、顔が・・・!!」


頬を抑えたまま 後ずさる私の肩を
ぐっと 掴んで……え?……唇?


そのまま 固まる 私に もう1回……
キスして、ぎゅっと抱きしめられた。

え?……


「よし、おまじない 完了!明日 がんばるぞ!くうもな!」

「う・うん・・」


混乱してる頭と、ふわふわしてる体の
まま、家に着き ヒロは 帰っていった…


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