みつばちとはちみつ
×× ヒロ ××


イスから ベッドに座り直して、くうの目を見る。


「 俺から先に言う。くう、聞いて。

・・俺、くうの事が 好き。
もう、幼なじみじゃ いられない。
くう。俺の 彼女になって・・下さい 」


目を見て、まっすぐに聞いてくれる。
口を塞ぐ 俺の手に くうの涙が 伝う。


くうは そのままで こくんこくん って
うなずいた。


俺の手をとり、握りしめて…


「私も好き。・・ヒロが 大好き・・
私の ・・・彼氏になって下さい。」


ぐっと くうを引き寄せ 抱きしめた。


「やっと、言えた。もう、俺だけの
くうだよな。」

「私も・・私だけの ヒロだよね?」

「ん、お前だけの 俺。」

「へへっ・・・うれしい・・」


泣き止まないくうに キスをする。

顔 真っ赤にして…かなり びっくりしてるな…


「おまじないじゃないぞ。恋人同士の、キス。」


やっと泣き止んで…真っ赤な顔のまま
かわいく微笑むくうに


もう一度、優しくキスをした…

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