犬系な彼の飼い主はじめました!?
『…早馬先輩に聞かれて、全部言ったら殴られたみたいです。
特にそのあと説教もされずにただ殴られたって言ってました。』
真言くんが殴った…
『で、それがきっかけで先輩に全部話せたって。でも意外とあっさり許してくれたらしくて。…これは俺の予想なんですけど、多分これも早馬先輩のおかげ何じゃないかなって』
「私も、そう思う…」
『先輩』
「?」
『…多分、早馬先輩相当大変な思いしたと思います。
あの人たちほとんど人の話聞かねえし』
真言くん―――――
『どんなことしたとか、絶対先輩は誰にも言わないだろうから。厚かましいですけど、早馬先輩の側にいてあげてください』
「うん、わざわざありがとう」
それから、柵瀬くんは付け足した。
『お昼の件はやっぱり断ります』
「そっか」
もう他に一緒に食べれる人、いるしね。