きみと繰り返す、あの夏の世界


「……っ……」


落ち着いたらまた歩くから。


「……ふ……ぅっ……」


水樹先輩の迷惑にならないようにするから。


だから──


この胸の痛みがほんの少しでも和らぐまで



泣くことを、許してください。














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