きみと繰り返す、あの夏の世界
なんで、一瞬でも諦めてしまったんだろう。
水樹先輩も、みんなも。
こんなに必死に手を差し伸べてくれているのに。
「……っ!」
負けたくない。
諦めない。
運命なんて言葉に、振り回されない!
私は、水樹先輩のてのひらを強く握り返す。
すると、水樹先輩もしっかりと握り締めてくれて。
みんなの力強さと、私たちの間にある絆の強さ。
その両方を体と心で感じながら、私は──
"2人がいる夏"を
手に入れた。