紅い龍〜俺に一生ついてこい〜
悪い夢


今日はあたしの誕生日。


お父さんの仲間が誕生日会を祝ってくれるってことでお父さんの倉庫に来たの。


愁「誕生日おめでとう、紅(コウ)ちゃん。」

いつも遊んでくれる二代目総長の愁(シュウ)くんがお祝いしてくれた。



他にも、お父さんが総長をやってた時の副総長の宏(ヒロ)くん、お父さんを慕ってる仲間たちから色んな祝福を受けた。


宏「紅、もう7歳になったんか!大きなったな!」

そう言ってあたしの頭を撫でてくれた宏くん。



あたしの隣で来て早々拗ねてた龍(リュウ)が喋り出した。



龍「あんね、僕ね、お父さんにね、強くなったなって言われたんやで!いつかはお母さんとお姉ちゃんを守るんやでって言ってくれたんやで!僕ね、強くなんねん!」


興奮気味に宏くんに話した龍。



宏「そうか、龍は強くなったんか!これじゃぁ未来の紅龍も安泰やなっ!もっともっと強くなれよ!」

宏くんはそう言って龍の頭をがしがし撫でた。







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