2年間の片想い
学校に着いた途端、私たちは、囲まれた。
誰かと思えば、美月たちだ。美月たちは、なんだかんだ一緒にいる。
「な、夏希!!江原達といっしょのくらすだよっっ!!!!!」
と、大声で言った。
「へっ???・・・・・」
おめでとー
周りの友達が、次々に言った。
「しぃ-----------っ!!!聞こえちゃうっっ」
あまりにも、大声で言ったので、私は、慌てた。
「ゆ、優理は???おんなじクラス??????????」
私は、ちょっぴり不安だった。優理のことが。
「心配無用!!!!!!!!!!!一緒のクラスだよっ」
隣にいた優理も、さっきまで暗かった顔を、ぱぁっと明るくさせた。
「夏希ぃ~~~~」
泣きそうだ。こういうところがかわいい。
「ち・な・み・に。私たちもおんなじくらすでぇ~す」
おちゃらけた声で美月が言うと、優理の顔が曇った。
優理、美月達のこと、苦手なんだよね。しょっちゅう私に、助けを求めてくるから。
そろそろ、慣れてくれないかなぁって思う。
そのあとも、美月たちは、私たちを取り囲んだまま、ぺちゃくちゃと
喋り始めた。最初の方は、私も参加していたんだけど、そろそろ優理が、、、ね。
「じゃ。うちらそろそろ行くわ。教室。」
「ん~。またね。」
あっさり、私たちから離れて、喋り始めた。
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