俺様野郎との恋
 

 3日間のスキー合宿が終わた。

 結局私とあいつは、あれから一言も喋ってない。

 私は、授業を受ける気分になれず、

 屋上に来ていた。

 屋上には、人がいた。

 悠也だ。

 悠也も、私のことを気付いた。

 私は、屋上から出ようとした。

 でも、その時

 腕を引っ張られた。

 「なぁ、叶恋なんで俺のこと避けてんの?」

 「別に、何もありません」

 「何かあるから、避けてんだろ?」

 それからしばらく沈黙があった。
 
 私は、正直に言った。
 「悠也、佐伯さんと付き合ってるでしょ?」

 「えっ、なにそれ?
  付き合ってないけど。」
 
 「嘘つかなくて、いいよ」
 
 「嘘なんかついてねいし」
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