【完】それでも、あたしは君が好き。




「……うん…ちょっとね」



あたしは教室を指差しながら、
そう言って、微笑んだ。



「ふっ、そういう事か」


比呂は察してくれたみたいで
あたしの隣に立って
壁にもたれた。



「…帰んないの…?」


「……あぁ。かばん教室だし」



と頭を掻きながら言う比呂



「わ!そうなの?なんかごめん…あはは」


「いーよ。しょうがねぇだろ。
新たなカップルの誕生かもしれねぇじゃん?
おいしいよ。この場に居られてさ」



比呂らしい回答が返ってきて
あたしはちょっと笑ってしまった。







< 242 / 308 >

この作品をシェア

pagetop