【完】それでも、あたしは君が好き。







「ま、まぁ……?」




あたしは髪の毛を手ぐしで梳(と)きながら、
そう言った。



「どういう事…?
木崎と西山の接点なんてねぇじゃん…?」



「分かんないよ…そんな事あたしは…」





確かに莉生ちゃんの言う通り、
比呂と、芽唯ちゃんの接点はまるでない。




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