Kissから始めよう
・・・晋ちゃん???


ク◯ヨン???


「・・・って言われてもなぁ。美来放ったらかしに出来ねぇじゃん。」


イチャイチャするならよそに行って。


そう思った私は、壁に凭れて目を閉じた。


「藤ヶ瀬さん」


いつもの声がした。

低くてよく響く、バリトン。


「俺が送るよ。」

「梶さん。」

瀬戸が驚いたように声を上げた。


「え、2人ってそういう・・・」

何てことを言い出すもんだから。


「わけないでしょ!!!」


全力で否定した。

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