Kissから始めよう
「はい!任せてください。」


美来の力強い言葉にホッとしたものの、このはが何も言わない事が気になった。


「木内?」


「…課長、和佳奈さんのこと大事にしてくださいね。」

大真面目にそう言うと、彼女はくるりと向きを変えた。


「いこう、美来ちゃん。」


…大事にしてないように見えたのかな。



「和佳奈、何かあったらすぐ連絡しろよ。」


そう声を掛けると、小さな声で”ハイ”と返ってきた。

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