Kissから始めよう

「和佳奈、今日は予定なんかある?」

「ううん、暇だったから・・・」


そう答えた私の手を握った。

「じゃ、決まり。俺ん家おいで。あ、言っとくけどとって食うような事はしないから。
それくらいは紳士で居られるよ。
でも・・・」


「でも?」


暫くの沈黙の後、彼はこう言ったのだ。


「和佳奈がそうしてって言うなら遠慮はしないつもり。」


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