*華月譚*花ノ章 青羽山の青瑞の姫
汀は市の喧騒の中に繰り出した。
耳をそばだてて聞いていると、時折、例の賞金首について話している者がいるのが分かる。
「赤毛の男と青目の女だと」
「そんな人間、いるのかねぇ」
「妖(あやかし)の類じゃないのかい?」
「まー、おそろしい!」
そんな声を聞いて、汀は頬を膨らませる。
(んまぁ、失礼ねぇ。
蘇芳丸は全然、おそろしくなんかないわよ!)
その横で、男たちが話している。
「青目のほうは、必ず生きたまま捕らえろ、だってよ」
「赤毛のほうは、髪のついた頭さえ手に入ればいいから、命は取ってもいいそうだ」
「ほう、赤毛は殺していいのか。
それなら捕らえる手間が省けていいなぁ。
見つけたらとにかく弓やらなんやら使って殺しちまえばいいんだから」
「そうだな、とりあえず殺してから、ゆっくり首を切り落として、持って行けばいいんだよな」
「青目よりもまず、赤毛を狙ったほうが、賞金を頂戴できる可能性が高いわけだ」
「よし、いっちょやってみるか!?」
「あはははっ!!」
耳をそばだてて聞いていると、時折、例の賞金首について話している者がいるのが分かる。
「赤毛の男と青目の女だと」
「そんな人間、いるのかねぇ」
「妖(あやかし)の類じゃないのかい?」
「まー、おそろしい!」
そんな声を聞いて、汀は頬を膨らませる。
(んまぁ、失礼ねぇ。
蘇芳丸は全然、おそろしくなんかないわよ!)
その横で、男たちが話している。
「青目のほうは、必ず生きたまま捕らえろ、だってよ」
「赤毛のほうは、髪のついた頭さえ手に入ればいいから、命は取ってもいいそうだ」
「ほう、赤毛は殺していいのか。
それなら捕らえる手間が省けていいなぁ。
見つけたらとにかく弓やらなんやら使って殺しちまえばいいんだから」
「そうだな、とりあえず殺してから、ゆっくり首を切り落として、持って行けばいいんだよな」
「青目よりもまず、赤毛を狙ったほうが、賞金を頂戴できる可能性が高いわけだ」
「よし、いっちょやってみるか!?」
「あはははっ!!」