ヤクザは嫌い、です。

やっぱり




☆★☆★☆★☆


そして、朱莉のテストが終わってから数日たったある日、


いつもの帰り道で、ふと思い出したように朱莉が言った。




「そーいや、数学のテストで80点以上とったら何でも聞いてあげるって私言ってたよね。」



ドキッ



「…あ、あー…そ、そうだな。」



つーか、あのときの朱莉の笑顔と照れた顔…超可愛かったんだけど…



全く…こっちが照れるっつーの!



「あの、優斗?」


「!!…あ、なんでもねーよ!!そ、それで?どーかしたのか?」



「あ、うん。えっと…ごめん、私すっかりそのこと忘れてて…で、何がいいの?」



そうだな…








って…ん?





「わ…忘れてただと!!?」



俺の声に驚いた様子の朱莉。


って…そうじゃなくて…


忘れてたって何だ!忘れてたって!



俺はずっと今日まで忘れたことなく考えていたってのに…!!



朱莉はすっかり忘れてた、だと?!…俺の気持ちも考えろよ!!







< 164 / 263 >

この作品をシェア

pagetop