恋音
でもその約束を、まさかあたしから破ることになるなんて…。

思いもしなかった――――――。



やっとの思いで校舎に到達!

クラス発表の掲示板は、なぜか校門にデカデカと張ってあり、校門から校舎までは以外と遠い!!

「ね…。姫、こっちにもクラス分けの掲示板立ってるよ??」

「そっちは3年生だよ~~。3年生も今日始業式みたいだし。2年生は……なぜか昨日したみたいだけど」

「そーなんだ……」

……そのとき、一瞬、時間が止まった。

あたしの隣にいる…人が、見とれてしまうほどかっこよかった。

少しだらんとした着こなし。


ほんのり笑う顔。


こんな気持ち初めて。


きゅ~ってして。



ドキンってして…。
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