ドンマイ
「私はやめないから!復讐は止めないから!」

晴田は消えた。

「もうヤダよぉ…こんなんじゃウチら籠の中の鳥だよ!」

里沢が叫んだ。

「落ち着けよ!」

藤本も動揺してる。

「とりあえず…皆帰ろ?今後の事はゆっくり話し合おうよ?」


そして皆バラバラになって帰った。

午前3時

♪…♪…♪

「ふぁい…もしもし?」
まだ寝ぼけた声で電話に出る。

「沙来ぁっ助けてぇっ!!」

電話の主は里沢。

「どうしたの?里沢さっ…」

「あいつがー!あいつがぁっ!あいつがー!」

まさか…

急いで部屋を飛び出して里沢の家へ向かう。
家の周りにはやはり パトカーやら野次馬やら警察やらで騒がしい。

黄色のテープを越え、里沢の部屋に向かう。
「イヤァァーッ!」

中には晴田や佐藤と同じ格好で死んでる里沢。

壁には…

『フタリツカマエタ。』

………………

……………………

私の意識はそこで失われた。

「う…」

気がついたら病室のベッド。
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