何も出来なくて~七夕物語~
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「これは…」


「クラスメイトに頼んだの。もしもみんなが願い事をくれるのなら、

短冊に書いて、同じ笹に飾ってって。そしたらほら、こんなに。」


「みんな同じ文章だ…『織り姫の願いが叶いますように』…まさか、

クラス全員が?…先生まで…。君の願いというのは、一体…? 」



「みんなが牽牛のこと覚えてたよ。引っ越してもう4年も経つのに。

牽牛が、それだけ優しかったからだね。みんなから好かれてた。

私も牽牛を見習いたい。こちら側でできることなら何でもするわ。」


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