少女は会長様♡
3章
「っっふわぁ。眠い。今何時だろ？」


結局、昨日と言うか今日寝たのは2時を回っていた。


普段は6時に起きるから4時間しか寝ていない。


二度寝しようかと、考えて朱鳥は時計を見る。


「………ってえぇぇぇぇぇ！嘘⁉︎もう10時回ってるじゃない！なんで起こしてくれなかったのよお母さん」


慌てて準備しようとして文字通り跳ね起きる。


「朱鳥様。おはようございます」

「お早くないけどおはよう。地亜、準備手伝ってくれる？お願い‼︎」


ワタワタしている朱鳥とは対照的に、地亜はかなり落ち着いている。


そしてこう言った。


「学校へ行かれる準備でしたら不要ですよ？陣太様のはからいで今日は朱鳥様方は、校外学習となっております。
簡単に言うと、校外学習と言うなの休養日です」



随分とにこやかに淀みなく告げた地亜の後ろに、神気がおこる。


「地亜の言うとおりだ。寝たいならまだ寝ていろ」


緋炎だ。

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