仕事しなさい!



*****


翌日の職場。
午前中のことだ。

給湯室で急須のお茶っ葉を捨てていると、西村くんがやってきた。


「僕がやりますよ、そんなこと」


「いいの、いいの」


「そうだ。昨日の件なんですけど」


仕事のことかと顔を上げる。
西村くんは調子を変えずに続けた。


「須賀さんはずっと安斉さんに恋してるみたいですね」


そっちの件かい!
と、私はぎょっとする。

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