仕事しなさい!
お総菜を選んでいると、その量や内容がいかにも独り身ですという感じで、侘しかったのを覚えている。

隣では小さな子どもをカートに乗せた同世代ママが、「今日はズルしちゃおうね」なんて言いながら、家族の分のお総菜を買っていたりして。

私は自分のカゴにあるコロッケひとつ、99円の一人用サラダを見つめ直し、孤独を感じたものだ。
私は死ぬまでこのルーティンなのかしら。


でも、最近はそんなこと忘れてた。

昼でも夜でも、休日でも、須賀くんと過ごす時間が私を明るく照らしてくれる。
それは、彼と会わない日にも波及していた。

私は、彼といることで日々に光をもらっている。



「じゃあ、大丈夫ですね」


須賀くんが言い、私は現実にたち戻る。
何が大丈夫?


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