アノルマーレ



先輩達と同じ空間にいるのが嫌なのか、「さっさと食って戻ろうぜ」不機嫌そうにいう佐野。



いや、俺はもう食べ終わってるからな。


お前のカレーを食べ終わるの待ってんだけど。




「カレー、熱い」



「猫舌なら違うもの頼めばいいのに。つか、カレーくらいさっさと食べれるだろ」



「無理。お前は猫舌じゃねぇからこの気持ち分かんねぇだろ」



「いや、分かりたくないから」



味噌汁はぬるいくらいが美味いとかいう佐野とは違って、俺は味噌汁は熱々タイプなんだよ。



一々ふぅーと息をかけてカレーを食べる佐野が食べ終わったのは、結局昼休み終了5分前だ。




そんな事になるだろうとは予想してたけど、毎度毎度遅すぎだろ。




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