アノルマーレ
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「ねぇ、シロ。早く家帰ろうねー」
自分しかいない暗い道を歩く。腕に抱えている猫、シロが可愛すぎて仕方ない。
ちなみにシロと名付けたのは毛が白いから。そんな単純な理由。
「…楽しい事ないかなー」
つまらない。
刺激のない生活なんて退屈なだけだよ。
数年ぶりに戻ってきたのに何このつまらなさって感じ。
昔のほうが楽しかったよ。
彼は何か落ち着いてるみたいだし、あいつらもいない。
はぁ、と小さくため息をついた時、
「そこの僕ー、ため息着いたから幸せ減っちゃったねぇー」
なんて声が聞こえてきた。