私の片割れが隣の片割れに盗られた次の日、私はもう1人の片割れに告られた。



「蒼のバカ…………」


『ん。バカだよ』


「頭、いいくせに」


『うん。お前よりは出来るよ』


「…………最低」


『うん』


また、そう言って頭を撫でて笑った。


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