風を切る君


あれから、私と一哉には
溝ができて話さなくなった。
一哉はどう思ってるかわからないけど
私は不思議とつらくはない。
羽修沙がつらいと思う間もなく
話しかけてくれたり
元気付けてくれるから。

「すーずーは~♪」

「どうしたの?明日香」

「ふっふっふ」

「な、なに?」

不気味に笑う明日香。
嫌な予感がする…

「あんたの好きな人わかったわー」

「な、なんで!?」

「見てればわかるわ笑」

「っう~////」

照れる私に耳元で
隼羽修沙でしょ♪といった。

「うん///」

「告白しないの?」

「羽修沙は私のことなんて好きじゃないし…ふられるから」

「あー。(こりゃだめだな鈍感なんだった。かわいそー隼)」

「それより、いまは文化祭!!」

「そうねー(棒読)」

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