運命の二人~白と黒の物語~
ジャスティスは舳先から凛々の傍らへ舞い降りた。


君って人は。


ジャスティスは大きな安堵とともに、クックックッと笑いが込み上げてきた。



どうしてこんな所で寝ているの?


私の眠り姫。



その場に座り込む。



彼女は未だに目を覚まさない。スースーと言う寝息が聞こえる。


私をこんなに翻弄させるのは君だけだ。



凛々の上に覆い被さり、顔を近づける。



私の眠り姫。
許嫁殿。



君の眠りを覚ますのは、いつも私だけでありたい。


そう思いを込めて彼女の唇に軽く唇をのせた後に、額にキスをした。






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