運命の二人~白と黒の物語~
今なら彼女の気持ちが少し分かる気がする。


目の前にいるリリー・ルゥは街の灯りと同じだ。私を穏やかな気持ちにしてくれる。
大人しいかと思えば、私の前でも動じない強さを持っている。かと思えば、泣いていて、私の気持ちをかき乱す。
笑ったり怒ったり、表情が色々変わる度、それに対応しようと奔走する自分がいた。


全ては彼女が楽しそうにしていて欲しいから。


この気持ちが恋だと今、分かった。
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