運命の二人~白と黒の物語~
タロにとって自由と決断はとても重要な事なんだと、ひしひしと伝わってくる。


自分で選び、自分で決める。


そんな当たり前の事が出来ない世界もある。


リリー・ルゥにとって、どんなに羨ましい世界だったろう。


そして私は、どれだけ恵まれた環境にいたか気づいた。


「凛々にもその誇りはあるでしょう?自分の人生に他人が口出すのはとっても嫌だった筈だよ。」


そうだ。思い返してみたら、最初の頃のジェットの態度やバルゴ、レスターの決めつけた態度に、怒りがわいた事を思い出した。





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