blue_tear
7話

「……」

「…はぁ」

いや、溜息つきたいのはこっちなんですけど…!!?

今、保健委員の仕事で冷蔵庫の前にいます

何故そんなところにいるのかって?

実は保健委員になったら牛乳が入っていたケース&空になった牛乳瓶を冷蔵庫にしまうという作業があるんですよ

これまた面倒くさくてですね

この仕事私ともう一人の子と途中から保険の先生と三人でやる仕事なのに

もう一人の今溜息ついた男子が仕事をやってくれない…!

だからある意味私一人でやらないといけないんですよ!

叱れば良いって?

出来無いもん、私チキンだから←

この男子が静かなら言えるけどヤンチャで暴力とか使うから怖くて何も言えないんですよ…!

それに受験生だから問題起こしたくないし…

「伊藤、冷蔵庫鍵貰わないといけないんじゃなかったけ?」


「そうだけど…」






私をパシりたいのかアイツは…!

仕方なく職員室まで行き鍵を取りに行った

私って偉い←

「失礼します。3年生3組の伊藤蒼です、冷蔵庫の鍵を取りに来ました」

と職員室の扉を開け、言うと

あの男の先生が反応た

「あれ?開いてない?」

…開いてるか確認してない

「すみません、失礼しました…!」

扉を閉め走って冷蔵庫に向かい

確認したら

「うそ、開いてた…」

やだ

恥ずかしい…!

私は暫くずっと俯いていた

そしたらあの男の先生が来て

「良かった、開いてる。つかお前もちゃんと仕事やれよ」

と腕を組み壁に持たれながらサボっていた男の子にそう言った

「いや、やってますよ」

「いや、やってねーだろ。ほらちゃんとやれ」

サボっていた男の子は渋々保健委員の仕事に参加した

うわ、凄い嫌そうな顔…

暫くしてあの男の先生は職員室に戻ってしまった

良い先生だ…!

…あの男の先生名前なんて言うんだろ


芽衣に、聞こうかな…?



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