゛クウソウ カノジョ゛
ロボットが俺に近づいてくる。



少し、少しずつ・・・また少しと、
俺とロボットの距離は
またたくまに近くなった。



「あのね・・・カイト。」


「なに?」




少し間が開いて、
静かになったところで
彼女が



「・・・・あのね」


とまた言った。





「うん」




「カイト、キスして?」






俺は何も言わずに
彼女の顔を見ていた。



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