レンタルな関係。
その日。
バイトを終えた私は、真っ直ぐアパートに帰ってきた。
戻り時間確認の流川からの電話も今日はなくて。
まだ外は明るくて、買い物もあったから一人で。
流川からの連絡がないっていうのが珍しい。
俺様だけど、そういうところはしっかりしてるヤツだから。
約束を破ったり、嘘をついたりするヤツじゃないから。
「どうしたんだろ」
不思議に思いながら歩くアパートまでの道。
部屋に戻ると、流川は居なくって。
カエルだけが床に座って、私を出迎えてくれた。
「カエル~、ただいま。流川は? 買い物かな」
カエルの頭を撫でてみても。
もちろん、返事なんてないし。
「ま、そのうち帰ってくるか」
特に気にすることもなく、私は夕食の準備に取り掛かった。
今日は、夜になっても蒸し暑い。
簡単に作れて、喉越しのイイもの…ってことで、素麺を茹でて。
「いただきまーす」
ひとりで食べた。
「居ないなら、麻紀と食べてくればよかった」
ひとりで食べるご飯は味気無い。
素麺なんて作っちゃったから尚更。
「どこに行ったんだよ~流川直人」
一応、流川のぶんの素麺も残しておいて。
私は、取り込みっぱなしになっている流川のTシャツとか、パンツ…をたたんだ。
流川のパンツをたたむことにも…
慣れちゃったな。
はは…。
そうこうしてるうちに、気づけば10時ごろになっていて。
ベランダから、少しだけ涼しくなった風が流れ込んできた。
お風呂に入って、洗濯をして。
やることをやってしまうと、することがない。
「あー、退屈」
流川がいれば、
「コーヒー」
とか、
「肩もみ100回」
とか言われるんだけど。
それがない今日は、妙に手持ちぶさた。
「カエル、何かやってよ」
笑ってテレビを見てるカエルに話しかけたりして、時間をつぶしていた。
バイトを終えた私は、真っ直ぐアパートに帰ってきた。
戻り時間確認の流川からの電話も今日はなくて。
まだ外は明るくて、買い物もあったから一人で。
流川からの連絡がないっていうのが珍しい。
俺様だけど、そういうところはしっかりしてるヤツだから。
約束を破ったり、嘘をついたりするヤツじゃないから。
「どうしたんだろ」
不思議に思いながら歩くアパートまでの道。
部屋に戻ると、流川は居なくって。
カエルだけが床に座って、私を出迎えてくれた。
「カエル~、ただいま。流川は? 買い物かな」
カエルの頭を撫でてみても。
もちろん、返事なんてないし。
「ま、そのうち帰ってくるか」
特に気にすることもなく、私は夕食の準備に取り掛かった。
今日は、夜になっても蒸し暑い。
簡単に作れて、喉越しのイイもの…ってことで、素麺を茹でて。
「いただきまーす」
ひとりで食べた。
「居ないなら、麻紀と食べてくればよかった」
ひとりで食べるご飯は味気無い。
素麺なんて作っちゃったから尚更。
「どこに行ったんだよ~流川直人」
一応、流川のぶんの素麺も残しておいて。
私は、取り込みっぱなしになっている流川のTシャツとか、パンツ…をたたんだ。
流川のパンツをたたむことにも…
慣れちゃったな。
はは…。
そうこうしてるうちに、気づけば10時ごろになっていて。
ベランダから、少しだけ涼しくなった風が流れ込んできた。
お風呂に入って、洗濯をして。
やることをやってしまうと、することがない。
「あー、退屈」
流川がいれば、
「コーヒー」
とか、
「肩もみ100回」
とか言われるんだけど。
それがない今日は、妙に手持ちぶさた。
「カエル、何かやってよ」
笑ってテレビを見てるカエルに話しかけたりして、時間をつぶしていた。